奇想の方々

4/6(土) 奇想の系譜展に行ってまいりました^^

 

ゆっくり観たかったので17時過ぎに行ったところ、

人、人、、人、、、多すぎです。。

後から調べたのですが、人気の企画展みたいでした^^;;

 

さて、なぜこの展示に興味を持ったのか?ですが、

先日偶然入った銀座のカフェに日本美術の特集本があり、

「なんだこの絵は?!!」と惹きこまれたのであります。

 

お目当ては”歌川国芳”、「宮本武蔵の鯨退治」「相馬の裏内裏」でした。

ともに雑誌で見たときにそれはもう迫力があり、

「どんなダイナミックな絵なんだろう(//▽//)」とわくわくしていたんですが、

 

意外に小さかった。笑

 

とはいえやはり枠一杯に描かれた絵は、素敵でした!!

 

たくさんの絵を観て感じたのは、現代の漫画家さんはこれらの絵をかなり参考にしているんではないか?ということ。

BLEACHの絵なんかは特に共通するところがあると思うんですよね。

初めて見る絵なのに、馴染みを感じるのはそういうことなんだと思います。

 

今回は約10人の絵描きさんが展示されていました。年代がバラバラで歌川国芳なんかは若い部類なのですが、全くのオリジナルではなく前代の流れを一部継いでいるのだと思います。現代の漫画家さんもそうですが、現代美術といわれる作品の中で、どれが数百年を生き残っていくのかということも気になりますね。

 

さて、今回のお気に入りですが、伊東若冲の「達磨」、白隠慧鶴「達磨図」「蛤観音」です!

若冲の達磨図は、黒の色が濃く、赤の服の色との対比はもちろん、その力強さとキリっとした線が達磨の圧を感じさせる強烈なものでした。ハンサムではないですが「こんな人になりたい」と思わせるオーラのある絵でした!

 

慧鶴の達磨図は横顔のものがいいですね^^

これは日本の美術(歴史や文化を表現している)というより、一つのアート作品だと思います。縦型の紙の右半分に横顔の達磨。色は墨を使った黒のみ。

欲しいです、この絵。

 

慧鶴の蛤観音。

一目見たとき、「この観音様は絶対いる、仲良くなりたい」と思いました。笑

柔らかな表情、手の動きに、蛤。

いつかどこかで会えないかなぁと思っています^^

 

ということで、大大大満足の展示会でした!

もちろん表現技術の高さに感動したのですが、それとともにどんな思いで描いたのか、当時の文化や描いたその人の考え方を知りたい。

 

多分ですがみんなちょっと変わった人たちだったと思います。

こんな絵ふつーの神経じゃない。

 

僕もそうであり続けたいという宣言をし、この項を締めさせていただきます^^v